福祉関係のお仕事を目指す方に、仕事内容と必要な資格やスキルについて紹介しています。

障害者福祉関連の仕事

福祉や介護の仕事の中で、障害者の社会復帰をサポートするものに「職業指導員」があります。

● 職業指導員の仕事内容
職業指導員は、身体的・精神的な障害のために、就職や経済的自立の道が閉ざされている人たちに対して、一人ひとりの障害の状況に応じた職業的自立(社会復帰)を果たすために必要な技術の指導や援助を行なうための作業プログラムや内容を考える仕事です。

聴覚障害者が暮らしやすい社会をつくるうえで、なくてはならない存在が「手話通訳士」という専門職です。
聴覚障害者のコミュニケーション手段である手話は、言葉と同じように、地域や年齢によって表現方法が微妙に異なったり、時代とともに変化したりします。
手話通訳士は、このように変化する言葉の内容を正しく理解し、健聴者と聴覚障害者との間に立って橋渡しをするのが重要な仕事です。

福祉の仕事の中で、精神障害児者と関わる仕事に「精神保健福祉士」があります。
精神保健福祉士は、精神障害児者やその家族が社会生活を送るうえで抱えている問題に対して、相談・援助をする仕事です。
精神障害者の社会復帰を支援するための専門家の確保・養成の目的として、1998年に誕生した国家資格です。

● 身体障害者福祉司の仕事内容
「身体障害者福祉司」は、福祉事務所や身体障害者更生相談所で、身体障害者の福祉に関して事務所員に技術指導を行なう仕事です。
また、身体障害者の調査や、更生援護が必要かどうかの判断、援護の種類の検討、本人への指導、相談業務、およびこれらに付随する業務のうち、専門的技術が必要な仕事を行なっています。

利用者からの具体的な相談内容としては、医療を受けたい、義手や義足が必要である、施設に入所して訓練を受けたい、などがあげられます。
そのほかにも日常生活や職業上のことで何か困ったことが出てきたときなどに相談に応じ、的確な指導を行なっています。

身体障害者更生相談所には、身体障害者福祉司を含め、その他医師や心理判定員など、医療・福祉の専門職員が、身体障害者一人ひとりに対してもっとも効果的に更生できるよう、技術的な判定を行なっています。
利用者によりよいサービスを提供するためにも、他の職種と連携・協力して仕事を進めていかなくてはなりません。

● 職能判定員の仕事内容
「職能判定員」の仕事内容は、身体障害者や知的障害者が、その人の能力に応じた仕事を見つけ、職業生活に従事できるように援助することです。
おもに身体障害者・知的障害者更生相談所をはじめ、肢体不自由者更生施設、聴覚言語障害者更生施設、内部障害者更生施設などの福祉の職場で働いています。

身体障害者・知的障害者更生相談所では、医師や心理判定員、ケースワーカーがチームを組み、職場や生活全般に適応できるように相談、訓練、指導を行なっています。
職能判定員はチームの一員として、その人の職業的能力を判定することを専門としています。

全国にいる45万人以上もの知的障害者(18歳以下の知的障害児を含めて)のうち、およそ7割の人は自宅で生活しているといわれています。
そうした知的障害者本人や保護者からの相談に応じ、必要な指導、助言を行なうことが、「知的障害者相談員」の仕事となっています。
仕事といっても、これらの人は報酬があるわけではなく、地域ボランティアとして活動しています。

● 知的障害者相談員の仕事内容
具体的な活動内容は、家庭で生活する知的障害者の療育や、生活全般に関する相談に応じることです。
相談員という名がつきますが、相談を受けるだけでなく、福祉の施設への入所や就学、就職に関して福祉事務所などの関係機関に連絡することも行ないます。
また、これらの活動を通して地域住民の理解を深め、福祉行政の充実に結び付けていくことも大切な役割のひとつです。

● 精神保健福祉相談員の仕事内容
福祉の分野の中でも、特に精神障害者にかかわる仕事として「精神保健福祉相談員」があります。
精神保健福祉相談員は、保健師などから分化した、比較的新しい仕事です。

地域の精神保健活動の第一線機関である保健所や保健センターで、精神障害者やその家族の相談に応じて、病状の悪化を防ぐとともに、社会復帰できるようにさまざまな援助を行なうのが精神保健福祉相談員の仕事です。

具体的な仕事内容は、精神衛生に関する相談に応じるほか、管轄地域内の精神保健福祉に関する実態把握や訪問指導、患者家族会などの活動に対する援助や指導、教育や広報活動および協力組織の育成、関係機関との連携活動、医療や保護に関する事務などです。

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