福祉関係のお仕事を目指す方に、仕事内容と必要な資格やスキルについて紹介しています。

言語聴覚士(ST)の仕事内容

リハビリの専門家である理学療法士や作業療法士と同様に、リハビリテーション医療で重要視されている職種に「言語聴覚士(ST)」があります。
言語聴覚士はST(スピーチセラピスト)とも呼ばれますが、まだできて10年足らずの新しい国家資格です。
さまざまな原因で言葉や聴覚に障害を持つ人を対象に、専門的な知識をもとに訓練や指導を行ない、機能回復をはかる言語聴覚訓練のエキスパートです。

● 言語聴覚士の仕事内容
言語聴覚士の仕事は、障害の程度を冷静に把握し、機能の評価をするところから始まります。

具体的には、まず言語聴覚士が障害の程度を判断するのに必要な検査をします。
その検査結果に基づいて医師や歯科医師が診断を行ない、医師が通常の医療では回復が困難であると判断した場合は、言語聴覚士によるリハビリに入ります。
また、言語聴覚士が行なう療法は、主にコミュニケーション障害を対象にしていますが、口については食べたり呼吸したりする器官でもあるため、摂食障害や嚥下障害も訓練の対象に含まれるなど、その仕事の内容は広範囲にわたります。

法律上では医師の診断後、聴力検査や嚥下訓練は医師の指示が必要とされていますが、それ以外の訓練や指導は指示が必ず必要とはされていません。
特に福祉の現場では、言語聴覚士には大きな裁量権が認められています。

● 言語聴覚士の活躍の場
これまで言語聴覚士は、病院などの医療施設に比較的多く就職しています。
しかし、平均寿命が延び、脳血管障害などによる高齢者の言語障害が増えているため、福祉の分野での採用数も今後伸びてくると考えられます。

● 言語聴覚士に必要な資格
言語聴覚士の資格を取得するには、

  • 養成学校で3年以上学ぶ

  • 大学などで2年以上修業して指定科目を履修し、指定養成施設で2年以上専門知識を学ぶ

  • などの受験資格を得たうえで、国家試験に合格しなければいけません。

    言語聴覚士国家試験の試験事務等は(財)医療研修推進財団が行なっているので、受験資格等の詳細はそちらに問い合わせてみましょう。

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